アメリカカンザイシロアリの日本での歴史1

KSバスターズの中根です。
現在各地で猛威を振るっているアメリカカンザイシロアリについて、その経緯をシンプルにまとめてみました。

アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)は北米太平洋沿岸原産です。
Western drywood termiteと呼ばれ、建材や乾燥材を食い荒らす害虫として恐れられています。
日本では1976年に東京都江戸川区で発見されたのが最初の記録です。
この当時、専門家および研究者たちは”外来種による珍しい被害”として認識していました。
そのため、総合的な研究や防除に関する取り組みは行われませんでした。
その後急速に広まり、現在宮城県から沖縄県まで22都府県に存在しています。
そして現在も生息域は拡大中です。

参考文献
アメリカカンザイシロアリの生態と防除法,森本 桂,木材保存(Wood Preservation)35(2),44-51(2009)
外来木材害虫アメリカカンザイシロアリの総合的防除に向けた取り組み,吉村 剛,木材学会 vol.57,No.6 ,P329-339(2011)


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