KSバスターズの中根です。
群飛と言っても、どれくらいの数が飛ぶの?という疑問が出てくると思います。
被害が深刻なカリフォルニアで、9月に電柱を三本切断して調査したところ、翅アリが一本当たり593、403、2384匹採取されました。
これが3ヶ月にわたって群飛していきます。
日本の神戸の例では、9月の上旬に20~30匹ほどの群飛が見られ、その後一週間にわたって2~3匹の散発的な群飛が続いたそうです。
我が家ですと、20~30匹の群飛が二日ほど続き、その後数匹の群飛が年間を通して散発的に行われるといった状況でした。
日本では大規模な群飛は確認されていないようですが、アメリカカンザイシロアリの生息域が拡大し被害が深刻化するにつれ、確認されるようになっていくと思われます。
参考文献
アメリカカンザイシロアリの生態と防除法,森本 桂,木材保存(Wood Preservation)35(2),44-51(2009)
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